
こんにちは!今回は、ナイアガラで夜明け前から並んで朝イチでビザを切り替えた体験談(2017年7月)です!超・長時間待ちたくない人におすすめです!
ナイアガラではカナダとアメリカを繋ぐレインボーブリッジを歩いて出国・再入国ができるのでわざわざ飛行機に乗らないでも就労許可(ワーホリビザ)を取得できることで有名です。
日本は島国なので、国境を、しかも壮大な川の上を歩くのは貴重な経験ですよね。
しかし、かなり下調べをしていた私ですら2回も失敗しました。
そして3回目は気合(夜通しオール)で成功。笑
当時はネット上に私が求めていた情報が無かったので、時間もお金も消費してしまいました。
で!も!
この記事を読むことで、今後みなさんのビザ切り替え計画の幅が広がり、不安が解消されることでしょう!
少し長いですが、きっと参考になる情報なので最後までお付き合いください!
用意するもの
パスポート
これを忘れてしまうとアメリカ側でもカナダ側でも国境にて、最悪「別室連行案件」です。
気をつけましょう。
ワーホリビザ発給許可証
もう既に手元にある人には分かると思います。
オンラインで届くバーコードがあるやつです。
これを印刷して持っていきます。
海外保険の有効期限を証明できる書類
この保険期間が1年ないとワーホリビザも保険の期間までしか発行してもらえません。
ナイアガラに行く前に保険の更新や見直しをしておきましょう。
レインボーブリッジの通行料25¢硬貨×4枚
カナダ出国時のみ必要。
ゲートのコイン投入口は25¢硬貨しか受け付けません。
万が一忘れてしまってもゲートのそばに両替機が用意してあるので安心ですが、備えあれば憂いなしです。
態度・愛想(愛嬌)
愛嬌だけですべて乗り切っていると言っても過言ではない私ですが、入国審査などフォーマルな場面でこれ程最強な武器はないと思います。
「媚を売れ」という意味ではなく、誠実さを相手に示し、笑顔を忘れないことが大切です。
審査官も我々と同じ人間ですので、怪しい人や態度の悪い人には警戒してより慎重になって追加書類を求められると思います。
わざわざ悪態をつく人はいないと思いますが、スムーズに気持ちよく終わらせるためにも心がけましょう。
審査官次第では…
以下の書類を求められることも。
・現在の(観光・学生)ビザ証明書
私はパスポートに当時の学生ビザの紙がホチキス留めしてあったので特に何も用意せず。
・現在の滞在先住所
念の為、自分宛の郵便物を用意していましたが「Googleマップで見せてくれればいいよ」と言われ、自分の住居を指差して見せるだけで「OK〜」と言われました。笑
・残高証明(約2,500CAD)
前に学生ビザ発行時に使った残高証明の紙を用意しましたが、私は提示を求められませんでした。
門前払いの2日間
DAY 1
国境の検問所はAM8〜とあったので、にカナダとアメリカを結ぶレインボーブリッジに通じるカナダ側のゲートにAM7:50くらいに到着すると、

もう今日の受付は締め切ったから明日の朝7時に出直して来い。
え゛〜〜〜。
トロントへの帰りのバスはまだ予約していなかったので観光も兼ねてもう1泊して翌朝リベンジすることに、、
DAY 2
〜翌朝〜
張り切ってレインボーブリッジへのゲートへ朝6時に到着。
建物内に入り、いざ行かんとするものの、

Ah〜、ビザの切り替え?
惜しかったな!
今日の受付はもう締め切ったよ、
ハハーァ!!
的なことを抜かしてきました。
最後の「ハハーァ!!」とあのひょうきんな顔だけは今でも鮮明に覚えています。笑
発給許可証は既に取得済みでビザを1から申請するのでは無いので、許可証を出して見せてみたものの

の係員
No No No〜
(頭を左右に振りながら)
と言われて相手にしてもらえず、またもや門前払いにされました。
頭の中が「?」でいっぱいで納得いかなかったので、外で出入国の車を捌いていた係員のオッチャンに尋ねてみると、

みんな前日から橋で並んでるからこの時間に来ても無理だよ〜。
割と空いてる火曜日においで!
Good Luck♪
と教えてもらいました。
どうやらみんな前夜から橋を渡ってアメリカ側での審査を済ませ、カナダに再入国するゲートの前で並んでいたようです。
(このオッチャンの言葉を聞かなかったら後何回門前払いされていただろうか、、)
翌日トロント市内で予定があったので渋々トロントに戻りました、、
3度目の正直!カジノバスで深夜前乗り

苦手な早起きをしても門前払いをされることに懲り、なんとしても次回で必ず仕留めてやる(?)と心に決めた私は、翌週の火曜日前夜にナイアガラに乗り込んで夜明け前から列に並ぶことにしました。
ナイアガラまでの交通手段は様々ですが、私は最安のカジノバス(Safeway tours)を利用しました。
Chinatown Centreを22:45に出発して、Fallsview Casino Resort Hotelに0時前に到着しました。(冷静に運転飛ばし過ぎ)
「カジノバス&カジノでオール」についてはこちら↓
4時過ぎまでカジノで適当に時間を潰し、いざビザ切り替えへ!!
Fallsview Casinoからレインボーブリッジまでは徒歩約20分。
“Pedestrian Entrance to U.S.A.”というサインの先にある扉に入り、通行料1ドル(25¢のコイン×4枚)をゲートに挿入してカナダから出国!
橋を渡ります。

5分程歩くとアメリカ側に着きます。
入国審査官にパスポートとワーホリビザ発給許可証を渡してビザの切り替えをしたい旨を伝えると、カナダでの申請に必要な紙が貰えます。(これを後でカナダの移民局で見せる)
簡単な質問に答え、指紋と眼の色彩?認証を取られました。(事前リサーチでは知らなかった。時間が時間だったから?よく分からない。)
※この建物内では撮影・録音など電子機器の使用は一切禁止されているので、やらかさないように気をつけてください。
淡々と進むのであっという間に手続きが終了し、 再び橋を歩いて戻ります。

カナダ側まで辿り着くと、私の前には既に10人も並んでいました。
その後も続々と人は増え、気が付けば長蛇の列に。
明け方頃には列に並ぶ人の数がピタッと止まったので、やはり8時前にはとっくにビザ更新受付を締め切っていたようでした。
列を守りつつも、みんな地面にしゃがみこんで読書をしたり爆睡したりと自由に時間を潰していました。
夏とはいえ、滝の近くの夜は肌寒かったです。
羽織るものを持って行くと良いでしょう。
大学の書類を持つ修学許可申請をする人や移民申請をする人などを見て、

いろんな人生がこの場所から始まるんだなぁ〜
と一人妄想にふけり感慨深くなっていました。
8時になる前に橋の出口で係員が現れ、入国目的を聞かれるので許可証を見せて

学生ビザをワーホリビザに切り替えたい。
と伝えると道路の向かいにある建物に行くように指示されます。
建物に入って窓口で必要書類を提出し、椅子で待つように言われたので待っている間は周りの人に声をかけて何人かで雑談していました。
各々のバックグラウンドや人生設計、カナダでの野望などが聞けて面白かったです。
偶々出会った年齢も国籍もバラバラの人間同士が、初対面でここまで自分自身についてオープンに話したり相手に関心を持って話に聞き入ったりする機会は日本では滅多にないのでなかなか良い時間を過ごせました。
書類を提出してから10分もしないうちに(私の前には10人もいたのに)私の名前が一番最初に呼ばれました。
窓口へ行くと、審査官が私のパスポートを見て

Ah, Japa~n.
と言い、手際良く作業を進めてくれました。

・仕事は決まってる?
※必ずNOと答える
(理由は後述)
・今どこ住んでるの?
・お金も、、あるね〜
と、かなり簡単な質問でした。
お金に関しては、以前学生ビザを申請した時の残高証明のデータをパソコンで確認していたようです。
最後に保険の期間のチェックをして2分もせずに終了。
※現在は指紋認証もあるみたいです!
質問の下調べと書類の準備をかなりしていたので拍子抜けしましたが、何もトラブルがなくて良かったです。
再度椅子で待つように言われ、元の待機場所に戻ると、先ほど話していた人らや私より前に並んでいた人らが

なんでそんな早いの?

日本のパスポートって本当パワフルなんだな!
と言ってやや盛り上がり(ざわつき)ました。笑
今思うと、あの場で怒り出す人が現れなくてよかったです。
5分もしないうちにまた私の名前が呼ばれ、ワーホリビザの紙がホチキス留めされたパスポートが返されます。
その場でビザの名前・生年月日・ビザの有効期限・性別に誤りがないかを確認し、問題なければ無事終了です。
あとで誤りに気づいた場合、またナイアガラまで来て同じプロセスを踏まないといけないので、必ずその場で確認しましょう。
審査官の対応や処理の早さからも分かるとおり、日本のパスポートは最強なんだなぁと改めて思いました。
注意事項

AM8:14て。早すぎ。
◆必ず仕事は決まっていないと言う
ビザを取得するには、まだ仕事が決まっていないことが前提条件です。
仕事について質問されたら、仮に仕事が決まっていても決まっていないと言いましょう。
◆待ち時間は日によって全然違う
1日に受理する人数の上限があるらしく、朝早く行って締め切られる人もいれば、日中に行ってから何時間も待つ人もいるので、実際運ゲーみたいなもんですが、オッチャン曰く火曜が空いてるようです。
◆書類が吹き飛ばされないように気をつける
橋の上は風が強く、一人でただ歩くだけでもテンションMAXになりましたが、突風にはくれぐれも気をつけてください。
稀に大切な書類が飛ばされてしまう人がいるそうです。笑
◆待ち時間に建物から出ない
一度出てしまうと順番待ちリストから外されてしまって待ち時間が延びてしまいます。
さいごに

・人生初カジノに行ってみたい。
・人混みを歩くのが好きじゃない。
(観光地でも夜中〜早朝は人が少ない)
という理由で私はカジノオールをしましたが、未成年の方や夜しっかり寝たい人はオールをせず、前日にナイアガラで1泊して翌朝鬼早起きするのもアリだと思います。
皆さんが一発で成功できることを祈ります☆
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!